① 相談支援専門員ってどんなお手伝いをする人?
相談支援専門員は、障がいのある方とご家族が必要な支援を受けられるよう、いろいろな情報をまとめてサポートする専門家です。いつでも中立(かたよりのない立場)でお話をうかがい、ご希望にあわせたつながりをつくります。
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「もっと自分らしく暮らしたい」
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「どんなサービスがあるか知りたい」
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「家族が大変そう…どうしたらいい?」
そんな思いを、一人ひとりのペースで大切にお聞きします。
② 具体的なお手伝いの流れ
当室では、次のようなステップで支援を行います。
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はじめの相談
まずは、電話やメール、対面でお話をうかがいます。-
困っていること
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やりたいこと・かなえたい夢
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ご家族のご希望や不安
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いま手元にある情報や制度 …など
を一緒に整理しながら、今の状況をじっくりお聞きします。
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支援プランの作成
お話をもとに、どういった支援があれば安心して暮らせるかを考え、「支援プラン」を作ります。-
どんなサービスを利用するとよいか
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どんな順番で進めると負担が少ないか
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ご本人やご家族の希望をどう反映するか …
を一つひとつすり合わせながら、ご本人と一緒にプランをつくっていきます。
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サービス担当の方との打ち合わせ
作り上げた支援プランをもとに、実際にサービスを提供する事業所の方に相談し、見学や体験の機会を設けます。-
気になるサービスを見学してみたい
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利用料金やスケジュールを聞きたい
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体験してから利用を決めたい …など
ご本人が安心して利用できるよう、事業所との日程調整や詳細なご説明を行います。利用先が決まったあとは、ご本人やご家族、サービス事業所のみなさんを交えて会議を開き、連携や役割分担を確認します。
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状況の確認(定期チェック)
一度プランを決めても、生活や体調は変わっていきます。-
「このサービスは自分に合っているかな?」
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「もっと家族の負担を減らしたい」
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「新しい相談ごとが出てきた」
そんなときは、ふくしごと相談室がサポートします。プランが今の状況に合っているか一緒に振り返り、必要であれば見直しや再作成を行います。③ 地域のつながりを大切に
ときには、地域住民の方や自治体、福祉サービス事業所のみなさんと協力しながら、インフォーマル(身近な)支援も活用していきます。
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近所の人にお声かけをしてもらう
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ボランティアさんのサポートも受けたい
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地域のイベントに参加してみたい …など
いろいろな関係者と協力し、本人もご家族も安心して暮らせる地域づくりを目指します。
④ 年齢や体調の変化にも柔軟に対応
ご家族やご本人のライフステージは、乳幼児期から高齢期まで続きます。相談支援専門員は、
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17歳以下:障害児相談支援
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18歳以上:指定特定相談支援
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65歳以上:介護保険による支援
など、年齢ごとに使える制度を理解し、必要に応じてプランを再作成します。
「環境が変わった」「体調が変わってきた」「もっと地域で活動してみたい」など、どんなきっかけでも構いません。ふくしごと相談室は、いつでもご相談いただける場所です。
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